カメラの映像を用いて、工場内などの作業の工程をAIが自動判別し、日報を作成します。
製品概要
カメラの映像をもとに、工場内などの作業の工程をAI(人工知能)を用いて自動判別し、日報を作成します。
日報はMicrosoft エクセルを用いて、閲覧/印刷することができます。
■導入メリット
〇 | 日報作成コストがなくなります。 |
日報をAIが自動作成するため、作業者の日報作成の手間を省くことができます。 | |
〇 | 正確な日報を得ることができます。 |
日々の作業日報は、作業者本人が作成するため、形ばかりの日報になりやすいですが、カメラの映像を分析し、映像から直接日報をAIが作成するため、作業内容の正確な日報(記録)を得ることができます。 | |
〇 | 作業の映像を記録として残すことができます。 |
必要に応じ、作業の映像をパソコン内に残すことができます。正しい標準的な作業の映像や、逆に失敗事例などを記録として残し、活用することができます。 日報はcsvファイルとして生成されますので、Microsoftエクセルを用いて、独自に集計を行うこともできます。作業者の評価につながる日報を、AIで自動作成することができます。 |
■工程の自動判別例
図1の動画は、紙折作業の自動判別例です。紙折作業には、「折り畳み作業」、「移動中」、「箱詰め作業」の3つの工程を設定しました。動画の左上の赤や緑色の表示が、AIが自動判別している工程名です。
AIが出力するcsvファイルには、「いつからいつ まで」が、どの「工程」であったのか、秒単位で正確に記録されています。このデータをMicrosoft エクセルで読み込み日報を作成します。エクセルを使って、例えば、工程「移動中」の総時間を集計することも可能です。
図1 紙折作業の自動判別例(動画)
■システム構成
工場内にカメラを固定し、作業の様子をSDカードに記録します。
SDカードに記録された映像データを、画像解析(AI)専用のパソコンにコピーし、画像解析を行うことで、日報データ(CSV形式)を作成します。日報データは、Microsoft エクセルを使用して閲覧したり、集計/印刷することが可能です。
■特徴
工場内の一連の作業で、「どこからどこまで」の動作を、どのような工程名にするかは、お客様が自由に決めることができます。
画像解析(AI)専用パソコン内の機能を使えば(図2)、作業の映像をみながら工程名を指定することができます。ここで決められた工程名の映像をもとに、AIが自動で作業の内容を判別します。(※1)
図2 工程指定機能
※1 映像内のオブジェクトを識別できるよう、事前にオブジェクトの学習を行う必要があります。
■ご利用例
神奈川県内の鋼材加工・販売メーカー様では、工場内の様子をカメラに記録し、後日担当者様がカメラ内の映像を早送りして目視で確認し、日報を作成していました。
「日報AIシステム」を導入することにより、日報作成の手間を削減するとともに、正確に作業内容を把握し、評価できるようになりました。
図3 カメラ映像から日報を自動作成
■お問合せ
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